第42号 東京都高等学校体育連盟 会報
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部長(共立女子第二高等学校) 高 橋   学(5月12日・26日 王子総合高校)☆令和6年度はフェンシング専門部にとっては関東大会と関東選抜大会を東京で開催するということで、大変忙しい1年となった。6月の関東大会は不測の事態により都内での会場確保ができず、埼玉県の会場をお借りし東京主管で無事開催することができた。1月の関東選抜では駒沢の屋内球技場を会場とし、ようやく関東各県の選手を東京に迎え入れることができた。夏に行われたパリ五輪ではフェンシング競技における日本選手団のメダル獲得続出が大きな話題となったが、フルーレ男子団体金メダルメンバーの松山・敷根・永野の各選手やフルーレ女子団体銅メダルメンバーの宮脇選手など、東京都の高校出身の選手たちの活躍が目立ち、嬉しいニュースとなった。☆令和6年度加盟状況令和6年度の加盟登録は、男子が17校 118名、女子は11校 67名であった。選手数は昨年度とほぼ同数であるが、女子の学校数が増えた。スクール出身の選手が増えているようだ。パリ五輪でフェンシング競技が注目を集め、フェンシングを始める子どもが増えていると聞いている。数年後に高校生の登録数が大きく伸びることを期待している。☆令和6年度活動状況【関東大会東京都予選会】(4月29日・王子総合高校)本年度の関東大会の出場枠は、学校対抗が男子7校・女子5校、個人対抗は男子9名・女子10名だった。この数はほぼ例年通りである。個人対抗の部で出場権が得られた人数は、東亜学園が男子7名、女子では6名と多数を占め、安定した強さを感じた。特に男子に関しては圧倒的な数字といえよう。【関東大会】(6月8日・9日 埼玉県新座市)女子学校対抗で東亜学園が3連覇、男子学校対抗では東亜学園が準優勝。個人対抗では女子の久保田(東亜)の2連覇をはじめ東亜勢の谷村・第5位、友田・第5位、重藤・第6位と活躍。男子では昨年優勝の田中(東亜)が惜しくも準優勝、小笠原(東亜)が第3位、小橋川(東亜)は第7位であった。- 97 -【東京都高校大会(都総体)兼全国高校総体予選会】学校対抗は男女ともに東亜学園が優勝。男子個人対抗はフルーレの田中拓進(東亜)が連覇、エペは小橋川月斗(東亜)、サーブルは三浦海馬(東亜)が優勝。女子はフルーレで久保田未織乃(東亜)が連覇、エペで杉野絢華(東亜)サーブルは荒井麻里菜(東亜)が優勝した。それぞれの種目の準優勝者とともに個人対抗は計12名が全国総体への出場権を手にした。【全国高校総体】(8月2~6日 北海道室蘭市)女子学校対抗で東亜学園が準優勝。男子学校対抗の東亜学園は2回戦敗退であった。個人では女子フルーレの久保田未織乃(東亜)が見事全国制覇、重藤春香(東亜)は第5位に入賞した。【国民体育大会】(10月7~10日佐賀県佐賀市)東亜勢で結成された東京都チームは少年女子が準優勝、少年男子が第4位と活躍した。【新人大会】(11月17日・23日 王子総合高校)学校対抗では女子サーブルで王子総合が優勝。その他の男女5部門は東亜学園が優勝し、関東選抜への出場権を得た。個人対抗では男子は福島暖大(早大学院)、女子は星凜花(大泉桜)が優勝し、東亜以外の学校の選手も力をつけてきたことが感じられる。【学年別大会】(12月24日 駒沢屋内球技場)1年男子は福島暖大(早大学院)、2年男子は田中拓進(東亜)が優勝。1年女子は杉野絢華(東亜)、2年女子では谷村星奈(東亜)が優勝した。【関東選抜大会】(1月17~19日 駒沢屋内球技場)駒沢の屋内球技場を会場とした東京開催となった。5部門で東京代表となった東亜学園は男女フルーレで優勝、エペでも男女とも第3位、男子サーブル第4位と活躍した。女子サーブルの王子総合も第3位に入ったため、東京代表は6部門全てにおいて全国選抜(3月)への出場権を得た。36- フ ェ ン シ ン グ 専 門 部

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