第42号 東京都高等学校体育連盟 会報
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常任理事(東京家政大学附属女子高等学校)和 田 圭 太さらに、2028年ロサンゼルス五輪でのソフトボール競技復活が決定するなど、明るい兆しも見られます。こうした絶好の機会を逃さぬよう、当専門部だけでなく、協会・連盟・中体連・大学連等の諸組織と協力しながら競技の活性化をはかることが、喫緊かつ長期的な課題となっています。〈春季大会兼関東大会予選〉4~5月  男子 優 勝 京華     準優勝 都美原     第3位 大東文化大学第一  女子 優 勝 目黒日本大学     準優勝 神田女学園     第3位 藤村女子     第4位 都小平西〈総合体育大会兼インターハイ予選〉5~6月  男子 優 勝 京華     準優勝 大東文化大学第一     第3位 足立学園     第3位 都小金井北  女子 優 勝 目黒日本大学     準優勝 神田女学園     第3位 都小平西     第3位 淑徳〈新人大会兼全国選抜大会予選〉10 ~ 11 月   男子 優 勝 京華     準優勝 大東文化大学第一     第3位 文教大学付属     第3位 足立学園  女子 優 勝 神田女学園     準優勝 東京立正     第3位 藤村女子     第3位 都小平西 - 33 -今年度の課題・参加校減少対策、大会活性化・指導者の指導力向上・技術力向上次年度以降の長期的な課題・技術力向上と指導者養成・広報活動の充実及び競技人口の増加・チーム数減少による大会開催のあり方について競技においては、女子部では神田女学園が令和5年度の全国選抜大会においてベスト16、卓越した打撃力は全国でも注目されているところです。その神田女学園と目黒日本大学が令和6年度の春季関東大会都予選とインターハイ都予選決勝で対戦しました。チームスタイルの違う両校の試合は、白熱した接戦となりましたが、目黒日本大学が鍛え上げられた守備力と戦術をいかして前年度秋季大会の雪辱を果たし、両大会において優勝しました。男子部においては、京華が高体連3大会において東京都優勝、新人戦都大会においては、優れた投手力を発揮し全試合において無失点、今後は全国大会での活躍・飛躍が期待されます。一方で、コロナ禍で減少した部員数の回復には至らず、それに伴う加盟校数・大会参加校数の減少と、合同チームの増加に歯止めが効きません。もちろん、一生懸命活動している生徒たちのために合同チームとして活躍の場があることはとても大切なことですが、単独チームの減少は競技規模や技術面の縮小・低下につながります。参加校数の減少は残念なことですが、大会運営方法を見直し、1チームあたりの試合数を増やしていくなどの工夫を行い、現在活動しているチームの満足度を上げていくことも課題となっています。昨秋には、U18女子ロサンゼルス代表が来日し、国民スポーツ大会少年女子代表を中心に構成された東京都代表チームと交流を行いました。交流試合だけでなく、缶バッジ作りを行うなど、ソフトボールを越えた国際交流となり、お互いに刺激を受け合ういい機会となりました。11- ソ フ ト ボ ー ル 専 門 部

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