- 238 - 令和6年度、東京都高等学校体育連盟は長いコロナ禍から完全復活を果たしました。本連盟主催の大会や行事において、観戦者や参加者の制限無く、すべて従来通り開催することができました。 そのような中、都総体総合開会式・全国総体結団式・優秀校優秀選手表彰式では、選手ファーストのコンセプトのもと、呼名等に代わるビデオメッセージが定着し、昨夏開催されたパリオリンピックパラリンピック大会に出場した本連盟出身の選手から多くのメッセージをいただきました。また、これらの行事の最後には全員写真で一体感を引き出すなど新たな取り組みも始めています。 さて、2024パリ大会では本連盟の卒業生が、オリンピックにおいてフェンシング男子団体で、パラリンピックにおいてテニス女子ダブルスで金メダルを獲得するなど大活躍しました。オリンピックのみならず、パラリンピックにも出場する選手を輩出していることは、本連盟の栄誉とも言えましょう。一方、高校時代バレーボールに打ち込んだ日本バスケットボール協会三屋会長からは、表彰式において「あるところまではスポーツで精一杯自分を成長させてください。そして一段落したらたくさんの人たちの笑顔をつくる、たくさんの人たちの成長を見守る、そんな仕事についてくれると嬉しいです。」と祝福と激励のメッセージが寄せられました。高校卒業後に競技の第一線で活躍する生徒は一握りです。しかし多くの卒業生が「する・観る・支える」等、様々な形で豊かなスポーツライフを実現しており、本連盟の存在価値はここにあります。 選手たちのすべての記録が刻まれている会報は、本連盟の価値を具現化するものであり、本連盟の歩みを遺す至宝です。多くの方々のお力添えを得て、会報第 42 号を発行できたことを心から御礼申し上げ、この一年を共に歩んだ皆様への感謝を込めて、編集後記とさせていただきます。 令和7年2月 16 日(日)令和6年度東京都高等学校体育連盟優秀校優秀選手表彰状授与式 全員写真 東京都高等学校体育連盟事務局 事務局長 髙野 幸代 齋藤 香 鈴木真理子 谷地貴美子 編 集 後 記編集後記
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