第42号 東京都高等学校体育連盟 会報
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この度は東京都代表としてインターハイに出場させていただきありがとうございました。女子レスリング 68 ㎏級で優勝することができました。関東大会で優勝しインターハイへの出場を決め、東京都代表として1年生チャンピオンになれたこと、大変嬉しく思います。インターハイを通して学んだことは「感謝すること」です。仲間や監督、コーチ、家族からのサポートがいかに大事なのかを改めて実感し、支えてくださった方への感謝の気持ちでいっぱいです。1年生で優勝することができたので、来年、再来年へと繋げられるよう努力し、インターハイの 3 連覇、そして全日本選手権や世界大会等のさらに上の大会でも優勝することを目標とし、日々精進していきます。僕には、淑徳巣鴨高校に入学したら叶えたいことがありました。それは「インターハイで優勝すること」「国体で優勝すること」「日本選手権で優勝すること」です。そして、卒業後それを足掛かりとしてオリンピックに出場し、メダルをとることです。しかし、1年生の時の初のインターハイでは、入学後に実力をだいぶ伸ばすことができましたが、まだまだ自分自身の実力が足りなく、決勝に残るのがやっとでした。悔しさの残るインターハイの後、「国体」に向けての強化合宿等で頑張ったおかげで、短期間でしたが、さらに自分の泳ぎに磨きをかけることができました。その結果、「国体」の「100m 背泳ぎ」と「100m バタフライ」において、自分のベストタイムを大きく伸ばし、「2冠」を達成することができました。2年生になり、インターハイは、キャプテンのオリンピア成田実生さんと一緒に「2冠」する気満々で臨みました。ところが成田実生さんはオリンピック後、昨年同様コロナに罹患してしまい、体調がすぐれないまま十分な準備ができずインターハイに臨み、「200m 個人メドレー」が「2位」となってしまいました。精神的に相当落ち込んでいる様子が伝わってきましたが、言い訳めいたことを少しも言わずに、「400m 個人メドレー」に向けて気持ちと体調を整えて準備している成田さんを「自分が2冠することで応援するんだ」という強い気持ちで頑張りました。その結果、何とか「100m 背泳ぎ」と「100mバタフライ」において「2冠」を達成することができました。本当にうれしく思いましたし、成田さんが「400m 個人メドレー」で「優勝」したことで、自分も少しは力になれたのではないかと誇らしい気持ちになりました。来年のインターハイも個人種目で「優勝」し、今年できなかったチームとしてのリレーでの「優勝」も目指したいと思います。淑徳巣鴨の仲間の部員たちもかなりタイムを伸ばしてきているし、新入生も期待できそうなので「夢ではない」と思います。これまでに淑徳巣鴨に入学したら達成したい「2つの夢」は実現しました。今後はもう一つの夢である「日本選手権」での「優勝」を本気で目指そうと思います。卒業生の長谷川涼香さんや池江璃花子さんや成田実生さんも達成してきたので、自分もできるように思います。先輩たちのような伝説を残せるような選手になりたいのです。そのために人一倍努力していきます。- 164 -レスリング女子レスリング68 kg 級『感謝すること』水泳100 m 背泳ぎ100 m バタフライ『強い思い』安部学院高等学校  本多 結里菜淑徳巣鴨高等学校  塩田 直也

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