第42号 東京都高等学校体育連盟 会報
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 このたび、インターハイで優勝するという大変光栄な結果を得ることが出来ました。この結果は、日頃からご支援いただいている指導者、家族、チームメイト、そして応援してくださる皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。 当日は午前中に予選、夕方に決勝というハードスケジュール、体力を奪われるほどの猛暑、インターハイという独特の緊張感でした。予選と決勝の間に陸上部の監督の山村先生がホテルまで送迎してくださり、シャワーを浴び、仮眠をとることができ、万全の状態で決勝に臨むことが出来ました。しかし決勝では前半の3本で助走が合わず、2位で後半に進みました。少しずつ修正できたものの、最終跳躍の時には3位まで順位が落ちていました。最後は思いっ切り跳ぶことと、絶対にファウルしないことを意識し、いつも通りの助走を心掛けました。 追い込まれた局面でも冷静に修正することができたのはこれまでの経験が活きたのだと思いました。優勝した瞬間、これまでの思い通りにいかなかった日々が報われたと感じました。 最後になりますが、応援してくださる皆様に改めて感謝申し上げます。これからも努力を重ねていきますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。 私は初めての全国大会で優勝することができました。小学校 3 年生頃から陸上競技を始めて、最初は短距離を専門として小学校ながら都大会などでは入賞程度の結果を残すこともあったりしました。中学校に入学し、私はやってみたかった走り幅跳びを専門にしました。小学校のころかじる程度はやってことはありましたが、なかなか短距離も伸び悩んでいるときに心機一転として始めました。すると 3 年間ともすべて都大会に出場することができました。しかし、目標であった関東大会や全国大会に出場することはできませんでした。その悔しさから私は高校ではインターハイに出場するという目標を掲げ、日々取り組みました。高校入学後は、たくさんの怪我にも負われ、時には半年ほど練習ができなかった期間もあったのですが、目標達成に向けて気持ちを切り替え頑張りました。そして、高校 3 年生でインターハイという目標の舞台に立つことができ、さらには優勝まですることができ、本当に驚いています。初めての全国大会で優勝ということで今でもあまり実感はありませんが、監督やコーチ、友達、家族に「おめでとう」「快挙だよ」と言われ、改めて自分はすごいことを成し遂げたんだと感じ、今になって優勝したことをうれしく思っています。 この優勝を機に、もっと大きな目標やステージが開かれたので、大学進学後もインカレやそして世界で通用するような選手になれるように、これからも日々努力を続け、探求心を強く持って、さらなる自分磨きに取り組んでいきたいと思っています。- 157 -陸上競技女子 走り幅跳び『インターハイ 優勝を糧に、 次のステージへ』陸上競技男子 走り幅跳び『インターハイ 優勝した気持ち』城西大学附属城西高等学校  近藤 いおん岩倉高等学校  宮坂 玲皇

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