専門委員長(帝京高等学校) 工 藤 慶 之5月6日(祝) 東京武道館チーム東京としての競技力向上の一方で、競技人口数や加盟校数については毎年の継続課題である。今年度は都総体17校、都新人大会16校の参加校数であり、昨年度よりは若干増加し、参加人数も微増はしたものの、低迷している状況は変わらず、今年度より参加費の値上げを行った。また指導者の高齢化も進んでおり、若手教員の発掘や育成も必要不可欠な継続課題である。指導者育成と、転勤がある都立高校での部の継続の促進を、加盟校のみならず、小学校、中学校、大学、実業団、少林寺拳法連盟と連携を今後も継続していく必要がある。6年度大会成績●第42回 東京都高等学校少林寺拳法大会 【男子組演武の部】優 勝 東京都市大付 坂本 駿介 波田 侑人第2位 城北 城武 幸頼 鶴田 航介第3位 早稲田実業 山野 修史 山田 周太第4位 早稲田実業 江尻 侑司 萱嶋瑛二郎第5位 東京都市大付 梶原 琥珀 肖 源遜第6位 城北 山田 透矢 増渕 駿一【女子組演武の部】優 勝 早稲田実業 若村 春佳 佐藤 愛莉第2位 清瀬 佐藤 由凛 平 未緒第3位 早稲田実業 日下彩叶子 今田 莉里第4位 清瀬 青木菜都芽 渡邉 美空第5位 国立 千葉ひなの 今泉 有第6位 早稲田実業 渡邉 空 斧林 莉子【男子単独演武の部】優 勝 清瀬 澤野なつき第2位 砂川 長岡 力哉第3位 清瀬 田中 将樹第4位 早稲田実業 小島 由也第5位 早稲田実業 福島 龍輝第6位 芝 田越 瑛己- 105 -今年度の課題・加盟校数の増加・部員数の増加・東京代表選手の全国大会入賞次年度以降の長期的な課題・ インターハイ競技としての競技力の向上・ 加盟校の部員増加のための施策実施・ 若手指導者の発掘、育成昨年度まで猛威を振るったコロナウィルスも収まりつつあり、各校の部活動も通常通りの運営を行うことができるようになった。今年度、都総体では男子は早稲田実業、女子は清瀬が総合優勝を果たした。6月の関東大会(神奈川県寒川アリーナ)では、東京都として各種目で優勝することはできなかったが、男子組演武の部で都総体優勝の東京都市大学付属高校坂本・波田組が第3位、女子組演武の部で清瀬高校青木・渡邉組、男子単独演武の部で都総体優勝の清瀬高校澤部、女子単独演武の部で都総体優勝の清瀬高校藤原がそれぞれ第2位に入賞し、男子団体演武では都総体優勝の早稲田実業高校が第4位、東京都市大学付属高校が第5位に入賞、女子団体演武でも都総体優勝の清瀬高校が第3位に入賞するなど、すべての種目において東京都が入賞することができた。7月のインターハイ(佐賀県佐賀市)では、女子単独演武で関東大会2位だった清瀬高校の藤原が第2位、同じく女子団体演武で関東大会3位だった清瀬高校が第4位に輝いた。11月の都新人大会では男子は城北、女子は国立が総合優勝を果たした。12月の関東選抜大会(千葉県)では、女子自由単独演武の部で清瀬高校の田中、女子規定単独演武の部で国立高校の成川、女子規定組演武の部で清瀬高校の木下・田中組と、3種目で東京勢が優勝した。さらには、関東選抜大会に出場した東京勢全員が、関東枠からの全国選抜大会出場を決めた。東京勢全員が、関東枠からの全国選抜大会出場するのは3年連続である。関東選抜大会での3種目優勝は、輝かしい戦績であり、チーム東京として取り組んできた合同練習会などの成果と考えられる。40- 少 林 寺 拳 法 専 門 部
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