平成23年度 東京都高等学校総合大会開会式挨拶
都庁第一庁舎大会議場
挨拶に先立ちまして、今回の東日本大震災において被災された多くの皆様方にお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになりました高校生を含む多くの方々に心から哀悼の意を表したいと思います。
始めに、この会場に集う皆様のお気持ちを、黙祷として伝えいただければありがたいと思います。
(黙祷)
さて、生徒の皆さん、冒頭に東日本大震災で様々な思いを寄せている多くの方々、並びに、皆さんと同じくインターハイを夢見、それぞれのスポーツ活動を充実したものにすべく毎日努力していた生徒諸君が、今回の震災や津波に巻き込まれ命を亡くされたり、今現在、非常に困難な状況にあったりしているということを心に留めていただきたいと思います。
私たちは一人で生きてはいけません。多くの方々の協力を得ながら、私たちの生活は成り立っています。皆さんの高校生活も、そしてスポーツ活動も、皆さん一人ひとりの努力とともに、皆さんを支えてくださる多くの方々に支えられています。そういう多くの方々の支えのもとに、今皆さんはこの場に集っています。
幸いにして東京都は大きな災害に見舞われることなく、このように開会式を迎えることができました。しかし他県では、被災にあわれたり、会場の確保ができなかったりして、大会に参加できない無念の気持ちを抱いている生徒の皆さんも多数おります。このことはしっかりと心に留めておかなければなりません。
皆さんは、これらの思いを込めて競技に取り組んでもらいたいと思います。また、それぞれの競技は、勝つことを目標に競技を進めなければ意味がありません。しかし、勝敗に勝つことだけがスポーツをすることの意味ではありません。競技の中でどれだけ精一杯力を出すことができたのか。周りの方々の思いをしっかりと受け止め競技ができたか。また、相手をどれだけ尊重しながら競技ができたのかが重要なことです。
私たちは、ただスポーツをすれば良いという訳ではありません。スポーツを通して皆さんの思いを実現させるとともに、皆さん自身の充実感や友との友情を深め、皆さんの将来の夢へ繋げてもらいたいと思っています。
そしてなによりも、大会に参加できるよう送り出してくれたご両親に、また、皆さんを指導していただいた先生方や友人に感謝しつつ、精一杯努力してもらいたいと思います。
私たちはそのような思いを込めて、今回、皆さんがこれから東京都で実施される予選会に全力で取り組めるよう応援していきたいと思います。
選手の皆さんが一生懸命気持ちを込めて競技をすることを心から祈り、私からの言葉とさせていただきます。
頑張ってください。
平成23年4月16日
東京都高等学校体育連盟会長 山崎正己
